そこへ足を踏み入れたのはおよそ27年振りでしょうか、かつて僕が初めて三味線を持ち、5年程通い続けていた三味線教室の会場でした。
周辺の風景はすっかり変わっていましたがその公民館の建物、敷地内の公園は全然変わっていなく、そこだけあの時のまま時間が止まってるかのようでした。
最初建物を目にした瞬間、足がすくみしばらく立たずんでいました。
ここからスタートして今日までの記憶が一気に頭を駆け巡ったような不思議な体験をしました。これを走馬灯というのでしょうか…
物心が付いてから父親の影響で民謡の世界に入り三味線を持つまでは民謡を唄っていた。その後厳しい師匠(マジで…)に付き三味線道を歩み始める。
それから通い出したこの公民館。
夏になると外では近所の子供達が公園でワイワイと花火をやってる。
それを羨ましく眺めながらこっちはおじちゃんおばちゃん、おばあちゃん達に囲まれてお茶をすすりながら正座して民謡を弾いていました。
あの頃はわがままも言えずただただ我慢して三味線弾いてた記憶しかないですね。
あれから32年経っても今だに三味線弾いてるとは正直思っていなかったですね。
大事なライブ直前に、しかもこの時期にあそこの公民館に足を運んだという事はおそらく「原点に戻って初心にかえれ!」という事なのかなと思ってます。
ここんとこず〜っと自分と戦っていたので色々アドバイスもらった感じがしてます。
ただやればいってもんじゃないからね。数打てば当たる。じゃ、質が落ちる。
よーく考えよう。。