2011年8月16日火曜日

被災地へ

昨日は津軽三味線奏者の菅原 聡さんに声をかけて頂きステージに向かいました。


その道中笑い過ぎで腹痛を起こしてしまいました。

聡さんが電話で「あのさ〜今お寺さんに向がっでだー。。11時な〜。。」

それを聞いた電話のお相手は「あー数珠ですかー?」


聡さん「じゅずでねくてじゅういずじだぁー!」


思わず僕は「聡さん、訛ってますけど…」


「うるへぇー!」って一言。。(大笑)


この会話にしばらく腹がよじれてしまい終いに聡さんが一言、「しづれいなやづだなぁー。。。」

「だから訛ってますけど。。」


言った本人もしばらくツボにはまってました。。

そんなこんなで向かった先は聡さんを通じ毎年大晦日にお世話になっている曹洞宗光照寺。


高らいにある光照寺は津波からは免れましたがその後は数十名の方を受け入れそれからしばらく避難場になっていました。


御住職の奥様が行方不明になり三日間避難場を探し歩いてやっと再会出来たとおっしゃってました。


さて今回のステージはその光照寺の本堂にて盂蘭盆供養会が行われました。


写真にもあるように沢山の遺骨、御位牌を前に御住職の御経、法会が行われ、亡くなられた皆さんがちゃんと成仏して1人残らず天国へ行って欲しい。僕はその気持ちだけで演奏させて頂きました。

そして聡さんは本堂に集まった遺族の方々へ少しでも悲しさから解き放ちたい。と聡節を交えながらの演奏でした。さすがです。

こうして少しでも津軽三味線が皆さんのお役に立てられれば……

復興が進んでもまだまだ現地ではこれが現実です。


全国のみなさん、あたたかい目で見守って下さいね。

「うごけなかったら押してもらえばいいでやんす。動けるようになったらそしたらね、引っぱってやるんでやんすヨ」


光照寺御住職さんの名刺の裏側です。


高澤御住職、とても立派なお方です。