2012年3月12日月曜日

昨日は

大槌町赤浜漁港にて震災追悼式でした。


津軽三味線黒澤会有志の会員と共に津軽三味線で追悼演奏させて頂きました。会場へ向かう途中、峠は雪で皮肉にもきれいな眺めでした。

そして更に遠方から駆け付けてくれた天地人リーダーの大間さん、そして大沢しのぶに力を借りて天地人としても「遠い空」「Human Being」等を追悼演奏、会場には赤浜地区の皆さんが寒い中沢山献花に訪れました。


参加者300人と公式発表してましたが僕は皆さんの顔を正直まともに見れていなかったんです。

辛い一日でした。

参列した方に「ちゃんと音が天国に届いていた」と言われて僕はそれを信じる事にしました。

秋田県からのボランティア団体も朝から一生懸命でした。


そして県内外各地区のお坊さんも十数人列になって町内を歩き回り会場でお経を唱えみんなで合掌、献花。目の前の海はとてもおだやかで本当にこの海が津波を起こしたのかと疑問をもってしまう位頭が混乱して平常心を保つことが出来ませんでした。


そんな心境の最中での演奏。


何とかやり遂げました。

主催の復興を考える会の会長さんの身内の方々も亡くなってしまい生前三味線が好きだった方もいて・・・・という経緯もあり主催者との話し合いで追悼演奏に望みました。

会員のみんなもよく弾いてくれたと思います。被災したメンバーも弾きました。一番辛かったと思います。僕自信こうして生かされて三味線持っているという事はそれは何かの役目がある。それを信じてみました。

津軽三味線は単に騒ぐため、盛り上げる為だけの楽器ではないという事に改めて直面した瞬間だったのでした。