2011年9月28日水曜日

義太夫

昨日は意を決して撥を削ろうとした瞬間、ふと電話をしなければならない事に気付き岩手県民会館に電話すると


「くろちゃん、フライヤー出来たよ。」「今夜は文楽があって、人間国宝の三味線と人形だよ。見に来ない?」


「え?円楽!?」


「円楽じゃなくて文楽!」

なんせ、世界無形遺産人形浄瑠璃とくれば見に行かない訳にはいかない。。

会館ロビーで来週五日のロビーコンサートのフライヤーをもらいそのまま大ホールへ。


マイクは使わない全くの生音だけに良い音するんだろうなぁと期待大。


いよいよ開幕すると太鼓と拍子木から始まり

「とざい、と〜ざ〜い!」


いいねぇ。。


因みに「とざい、と〜ざ〜い」の意味わかりますか?


大体劇場は南側に舞台が向いていて客席会場の東、西を意味します。

早い話が「隅から隅までずずずぃ〜っと〜!」と同じ意味だったはずですよ。

話は戻り一発目の太棹の音。


「ベベ〜ン!」「ベベ〜ン!」


おぉ!いいねぇ。。。

文楽は、太夫、三味線、人形という三つの要素から成り立っているんだそうです。


人形一体に大体三人がかりで細かい演出をさせ、人形だけに集中して見てるとまるで生きてるみたいです。草鞋の脱着?キセルの扱いとか人形が手にする動作は人間の動作に近いものがありそれがまた何とも言えない(笑)

人形五体もステージにいると凄い人数の持ち手の方がいます。


それでも人形の存在感は大きかったですねぇ。。


それに三味線の音色、すっかり引き込まれてしまいました。


義太夫三味線、久々に聞いて三味線の良さ、奧深さ、良い勉強になりました。


んで、これからやっと意を決して昨日やろうとした撥の研削(汗)


もう今日は電話するとこないよな……?