岩手県内の山は段々に紅葉が始まり綺麗に色付いてきました。
そしてやがて雪が降る季節になる。
さみしい季節になってきました。
ついこの間までは猛暑だったのにね……。
津軽三味線・・・・・・
三味線の音色がマッチしてくる季節到来。。
と思ってる人がほとんどでしょうね。。
吹雪で荒々しく雪が舞い、地吹雪で身が凍りつく様な厳しい季節、あたりがピンク色のじゅうたんの様に咲き誇る桜の季節、太鼓、笛が鳴り響き、さまざまな山車が力強く練り歩く祭の季節、黄金色に輝く稲穂実る季節、真っ赤なりんごが沢山実り甘酸っぱい匂いが漂う季節、そしてやがてまた厳しい雪が吹き荒れる。
そしてこんな津軽平野の四季をじっと見守りそこには鬼の神様が宿ると言われている岩木山。
こんな津軽の四季、風土から生まれた津軽三味線なので別に冬だから、極寒だから音色が合うとあえて決める事はない。
津軽三味線の基本だよね。
そこの根を忘れて色んなジャンルばかり弾いてたら自分の軸がぶれてしまう。
味のない三味線弾き、津軽三味線奏者でなくなる。(ただせさえ味がまだまだ足りない奏者なのに……)
昨日届いた岩木山の写真、実は僕のお弟子さん(Mさん)が昨日金木町へ一人旅に出掛け昨日は岩木山、今朝は赤々と色付き収穫を待つりんご畑の写真が送られてきました。「今の津軽だよ〜って。」そして今日の紅葉を見て大事な基本的な事思い出させてくれた。。
基本的なそれらがあって自分のやってるオリジナル曲が生きてくる。
忘れちゃいけない。。
フランス行ってすっかりおのぼりさんになってた。
俺、しっかどせい!!
黒澤博幸