孫弟子さんへ手を合わせに遺体安置所へ…そして安置所へ花を上げさせて頂きました。
避難場でお弟子さんをピックアップし安置所へ向かう途中、まだまだ自衛隊の方々が瓦礫の中を捜索していました。いまだ捜索手付かずの場所が沢山あるんだそうです。
そして土の中からでしょうか、一名の遺体が見つかり毛布でくるんでいる所を偶然通りかかりました。
涙が止まりませんでしたね。
安置所にはまだ身元不明の方の棺があり胸が苦しくなりました。
その後避難場に戻り津軽三味線のライブを45分位、少しでも今の現状、辛く悲しい気持ちを3分でも5分でも忘れてもらって楽しんでもらえたらと演奏させて頂きました。
勿論、沢山の方々が天国へ行きました。その弔いの演奏もさせて頂きました。
一緒に避難場生活しているお弟子さんはアパートが流され三味線も流され今回は僕の三味線を一丁貸して一緒に演奏するコーナーも作りました。
3週間振りに三味線弾いたと感激するだけでなくそれを聞いてた避難場の皆さんも喜んでくれましたね。
僕の演奏中会場の後ろでは何やら子供達が騒いでる?
何とそれはスコップ三味線ならぬ紙箱三味線!
中身が入っているBOXティッシュにアルミホイルの箱をガムテープで固定させ撥の代わりにスプーンでなんちゃって三味線演奏。
それを見ていた皆さんは大爆笑!
子供達の元気な声で逆に癒されてしまいました。
そして会場からは「俺だじゃ元気だ!」「大丈夫だ、心配しなくていいよ!」
「浜の人間は強ぇ〜んだ。」
小さい頃沿岸でよく聞いた言葉です。
久々に思い出しました。
今回どんな顔で行ったら良いのか、なんと声をかけていいのか、結構戸惑いましたが自分の思いをそのまま飾らず素直な気持ちで伝えてきました、
でも結局は元気付けに行ったつもりが逆に生きる勇気、元気を沢山もらってきてしまったのでした。
一生の思い出に残る1ページ増えました。