今夜は自宅で教室でした。今日はいつもに増して頑張りましたねー。。
話は変わりこれは僕の数ある中の1つ、木製の撥入れケース。
ちょっと高級感があるでしょ。象牙の撥、象牙の駒を主に入れています。
実はこの撥ケースを製作している方が2年前に亡くなり今日が命日という事で一関市に行ってきました。
まだ40代前半の若さだったようですが2年前の今日は仁太坊生誕祭で金木町で聡さんをゲストに迎えステージでした。今日は関東からご両親がお出でになり聡さんが故人と長い付き合いという事で声をかけてもらってお墓の前での追悼演奏を二人でやらせて頂きました。
この撥ケースは長く愛用したいと思います。
そしてそこの墓地はというと「樹木葬」。一見公園のように整備されてるんですが墓地は「山」です。
聞くところによると日本で初めて?の墓地なんだとか。
墓石の代わりに木の苗を植樹し戒名もなく苗の所に本名を書いた木札を土にさしている。まるで小学校の頃、鉢植えに菊やアサガオを育てて木札に名前書いて文化祭でお披露目みたいな...
そして普通、墓地に行くとなんとなくしんみりするもの。
ところがそこは澄みきった空気で笑い声さえも響き渡る様な本当の「浄土」。そんな風にも思えました。そこで弾いた津軽三味線は山々に響き渡りました。こんな清々しい気持ちになったのは初めてです。そこにいる亡きみなさんはちゃんと成仏しているんだなと思いました。
火葬してお骨を土に埋めそこに木を植樹。「極楽浄土」そんな場所なんだなと勝手ながら自分なりに思ったわけです。
まだまだ若い木、そして大きい大木となった木、様々ありました。
「土に帰る....」
理想なのかも。。って色々考えさせられた1日でした。