色んな思いが詰まったX'masだったでしょうね。。
僕は丸ノ内ホテルでのライブが終り岩手に戻ってきました。
そして昨年末、病気で亡くなった僕のお弟子さんで最年長おばあちゃんの一周忌、先日の忘年会で御家族から沢山の志しを頂きその御礼を兼ねて手を合わせに行ってきました。
仏壇に手を合わせ遺影に「○○さん、会いに来たよ〜。」
様々な話をして思い出話して・・・
「そういえばおばあちゃんの三味線ケース、亡くなってから開けてない。」と言われ僕が開けて見ることに。
「・・・・・」
その中身は当時のまま、皮も裂けていなくいつも持ってた小物もそのまま。僕があげた駒も大事に入っていました。
それらを見て御家族の皆さん共々涙が込み上げてきました。
御家族に言われそういえばこの三味線は新品購入した時僕が魂入れしてたのを思い出しました。
三味線を久々に出してみたし折角だからと仏壇の前で当時よく一緒に弾いてた曲から津軽三味線まで数曲弾いてきました。
「おばあちゃん、三味線弾くと隣近所に聞こえるから雨降ると喜んで三味線弾いてたんですよ。」
そういえば生前同じ話してたのを思い出しました。
これをきっかけに今はいつでも弾けるように月命日には仏壇の前に三味線を置くことにしたようです。
帰り間際に「先生、うちのおばあちゃんがやめる前に何か渡しませんでした?」って聞かれ記憶にない事をいうと「三味線やめる時に先生にあげるつもりで買ってた物を大事に衣装ケースに入れてたみたいで多分渡せなかったんじゃないかと…これなんですけど。」
そこで本当にそうなのか、何が入ってるのかわからないので皆さんの前で包装紙を開けみる事に・・・
「やっぱり先生へでしたね…。」
それは立派な男物の「帯」でした。
その瞬間、生前の笑い声が聞こえてきた様に思え思わず遺影を黙って見つめてしまいました。
まさに「天国からのクリスマスプレゼント」です。
沢山お世話になったお弟子さんです。そしていつもいつも心配してくれてました。
ありがとうございます。これから大事に使いますね。